勉強全般

高校入試の内申と偏差値ってどうやって見ればいいの?

こんにちは、やしろーです!!

身近に高校入試を控えている人がいて、この前相談されたんですよ。

その子曰く、「内申点と偏差値の見方がよくわからない!」らしいです。

いやいや、もう志望校決めたりする時期じゃないの!?と思いつつ、やしろーなりにこの2つをわかりやすくまとめてみました。

今回は、悩める受験生のために内申と偏差値の扱い方について解説していきます。

やしろー3曹、投稿始め!!

高校入試の内申と偏差値の見方について

1 高校入試は100m走だ!!

まず、高校入試を他のものに例えるなら、ズバリ100m走です!!

100m先のゴールに向かって、とにかく1秒でも早くゴールした人の勝ちです。

定員が200人の学校だったら、志願者が一斉にスタートして、200位までに入った生徒に合格の2文字を言い渡します。

ただ、実際の足の速さで競うのではなく、ここで勝負を決める要素になるのが内申偏差値なんですね。

内申は、その人のスタートラインの位置を決めます。

また、偏差値はその人の走力を表します。

ん!?と思われるかもしれませんが、次の章で、具体的に数字を入れてみていきましょう⭐︎

2 内申は、その人のスタートラインの位置!!

「え、スタートラインってみんな同じじゃないの!?」と思われると思いますが、実は違います。

高校は、中学校から送られてくる調査書をもとに、生徒一人一人の事前査定を行います。

英語検定などの資格や、ボランティア歴なども加点の対象となりますが、主なるものは9教科の内申点です。

内申点は、「9」(オール1)から、最大で「45」(オール5)までです。

その数字の分だけ、受験生は100m走のスタートラインを前にしてくれます。

オール1(内申9)スタートラインを9m前にしてくれる。(走る距離は91m)
オール2(内申18)スタートラインを18m前にしてくれる。(走る距離は82m)
オール3(内申27)スタートラインを27m前にしてくれる。(走る距離は73m)
オール4(内申36)スタートラインを36m前にしてくれる。(走る距離は44m)
オール5(内申45)スタートラインを45m前にしてくれる。(走る距離は55m)

ザックリ見てみると、こんな感じです。

内申が1増えると、走る距離は1m短くなります。

100分の1秒を競う100m走において、1mのハンデは大きですよね。

内申が5違えば5m、10違えば10mのハンデ。

学校の先生が「内申は大事だぞ!」としつこく言ってくるのは、そのためです。

3 偏差値は、 その人の走力!!

次に、偏差値を見ていきましょう。

調査書(内申点)で受験生それぞれのスタートラインが決定したら、あとはゴールに向かって全力で走り切るだけです。

この、一人一人の走力を決めるのが、偏差値(当日のテストの点数)です。

偏差値は、「50」を基準にしてそこから点数が良ければ100に近づき、低ければ0に近づいていきます。

往々として、上限が「75」、下限が「25」くらいになると思っておけばいいでしょう。

この数字は、10秒間で進むことのできる距離(m)です。

偏差値3010秒間で30m進む。100mのタイムは33.3秒。
偏差値4010秒間で40m進む。100mのタイムは25.0秒。
偏差値5010秒間で50m進む。100mのタイムは20.0秒。
偏差値6010秒間で60m進む。100mのタイムは16.7秒。
偏差値7010秒間で70m進む。100mのタイムは14.3秒。

ザックリ見るとこんな感じです。

偏差値30だと、全然前に進めません…

偏差値が5〜10違えば、タイムも大幅に変わってきます。

受験本番の学力試験でどれだけの点数が取れるかで、最後の決着がつきます。

これで、内申と偏差値の前提条件が揃いました⭐︎

4 内申と偏差値を組み合わせると!?

いよいよ、内申と偏差値を組み合わせ、合格者を決定する時がやってきました!!(ドキドキ)

内申と偏差値のバランスは人それぞれですが、いくつかの組み合わせを見て、100mをゴールするのに必要なタイムを算出してみたいと思います⭐︎

内申9/偏差値30スタートラインが9m前になるので、走る距離は91m。偏差値30の走力があるので、タイムは30.3秒!
内申18/偏差値40スタートラインが18m前になるので、走る距離は82m。偏差値40の走力があるので、タイムは20.5秒!
内申27/偏差値50スタートラインが27m前になるので、走る距離は73m。偏差値50の走力があるので、タイムは14.6秒!
内申36/偏差値60スタートラインが36m前になるので、走る距離は64m。偏差値60の走力があるので、タイムは10.7秒!
内申45/偏差値70スタートラインが45m前になるので、走る距離は55m。偏差値70の走力があるので、タイムは7.9秒!

せっかくなので、間の学力の場合も入れて、もう少し細かく見てみます。

内申14/偏差値35スタートラインが14m前になるので、走る距離は86m。偏差値35の走力があるので、タイムは24.6秒!
内申23/偏差値45スタートラインが23m前になるので、走る距離は77m。偏差値45の走力があるので、タイムは17.1秒!
内申32/偏差値55スタートラインが32m前になるので、走る距離は68m。偏差値55の走力があるので、タイムは12.4秒!
内申41/偏差値65スタートラインが41m前になるので、走る距離は59m。偏差値65の走力があるので、タイムは9.1秒!

今のご時世、ネットで検索すると、高校の偏差値ランキングはパッと出てきます。

しかし、それはあくまで当日点だけの指標であって、内申点は考慮されていないんですね。

ただ、授業を真面目に受けていれば、必然的に内申や偏差値も比例して伸びていくと考えれば、上の表のような結果になります。

5 自分の志望校の合格タイムに届いているか確かめよう!

最後に、自分の志望校に、今の自分の実力が届いているかを確かめてみましょう!

自分の走力を確かめるには、これまでの計算式に、自分の内申点と偏差値を代入すればOKです。

[100➖(自分の内申)]➗(自分の偏差値)✖️10

これを自分の志望校のタイムと比較してみてください。

同じ高校を目指しているライバルと、タイムを競ってみるのも面白いと思います🎵

高校入試の内申と偏差値の見方についてのまとめ

いかがだったでしょうか。

受験生にとってはこれからがラストスパートです!

志望校合格を目指して、悔いの残らない冬を過ごしてください⭐︎

目指せ、第1志望校合格!!٩( ‘ω’ )و

この投稿が、一人でも多くに人の一助のなれば幸いです。

以上、投稿終わり!!