予備自衛官/予備自衛官補

予備自衛官への道【採用試験攻略・学科試験&小論文編】

どうも~、やしろーです!!

今回は「予備自衛官への道・第3弾」ということで、予備自衛官補の採用試験(後半)について解説していきます☆

やしろーの一般公募/技能公募両方の経験を生かして、これから受験するという方の一助となるよう、攻略のアドバイスをまとめていきたいと思います。

それでは行ってみましょう!  やしろー3曹、投稿始め!!

予備自衛官補採用試験について(後半)

前半では、「口述試験(面接)」「適性検査」「身体検査」について解説しました。

後半では、残る「記述試験」について解説していきます!!

記述試験は「一般教養試験」と「作文/小論文」になります。それぞれ詳しく見ていきましょう!

1 一般教養試験について

一般教養試験は一般公募でのみ実施され、国語、数学、理科、社会、英語の5教科からまんべんなく出題されます。

難易度は高校入試レベルで、制限時間は40分です。

解答方式は5つの選択肢の中から1つを選ぶ五肢択一式で、マークシート方式が採用されています。

最近は受験者が増加傾向にあることに加え、現役の大学生が多く受験することから、一般教養試験の平均点はかなり高くなっています。

このため、試験対策をバッチリしておかないと、どんなに面接でよい評価をもらえたとしても、総合点で合格ラインに届かないという事態も発生します。

なので、中学3年生までの内容を一通り復習する必要があります。

押し入れに眠っている教科書を引っ張り出してきてもよいとは思いますが、5教科分読み返すのは大変です… (そもそもそんなもの取っておいてない!?)

そこでやしろーは、参考書を探しました。

すると、あるんです! 予備自衛官補の参考書!!

amazonなどですぐに取り寄せることができます☆

やしろーは自称理系人間なので、数学はほぼ解くことができました。

が!!

それ以外の教科は結構忘れている内容が多く、半分以上解くことができませんでした…

どうせマークシート方式だしと侮って、対策ゼロで本番を迎えると足をすくわれるので注意してください。

自分の中で、「コンスタントに大体解けるようになった!」と自信をもてるまで、しっかりとやり込んでおきましょう!!

○ 中学校の内容をまんべんなく復習する。

○ 多くの問題を解いて、実力アップを図る。

 

2 作文/小論文の対策

試験の最後に待っているのが、作文/小論文です。

般公募は作文、技能公募は小論文が出題されます。

「作文と小論文って、同じじゃないの!?」と思うかもしれませんが、この2つは明確に違います。

作文では一般的記述よりも自己主張や感想を多めに述べることが求められるのに対し、小論文では観察した事柄や事実に対する客観的分析と、テーマに対する提言が求められます。

ちょっと言い方を変えると、作文は自分自身の事柄を中心に述べるもので、自分のカラーを前面に押し出すのがポイント。

小論文は自分のカラーをあまり出さずに分析を心がけ、最後に自分の持ち味を結論の中に上手く組み入れるのがポイントという感じです☆

出題テーマはほぼ推察できるので、事前に自信作を書き上げ、それを本番で書き出すようにしましょう!!

<一般公募・作文のテーマ>

「これからの自衛隊に求められることについて」

「なぜ、予備自衛官補になりたいと思ったか」

「自衛隊の災害地活動について思うこと」

「国の防衛に対して思うこと」

<技能公募・小論文のテーマ>

「自衛隊において自分の技能をどのように活用するか」

「自身の技能や経験から、予備自衛官補を志願した理由について」

時間は40分なので、その場で1から考えていると最後まで書ききれないこともあります。

書きやすいテーマをいくつか選び、事前に練習しておきましょう!!

やしろーの小論文の下書きを掲載しておきます。

本番はこれを基にして、いくつかアレンジを加えたものを書きましたので、あくまで参考程度にご覧ください☆

テーマ「自身の技能について」

 私は、基本情報技術者という資格を有している。この資格はコンピュータや情報管理におけるすべての資格の基本となるもので、コンピュータシステムの開発や運用、ネットワーク技術、近年注目が高まっている情報セキュリティなど、幅広い知識が問われる。

_私は、陸上自衛隊の職種の一つである「情報科」で、この技能を生かすことができると考える。 (中略) この膨大な量のデータを処理・分析するには、コンピュータやプログラムの力が不可欠である。一つ一つのデータを整理し分析していくことで、全体の傾向をつかみ、今後の動向を予測することができる。もちろん、基礎情報隊以外のあらゆる情報処理隊において、この技能を生かすことができると考える。

_また、通信科で使用している機器や技術も、ネットワークと捉えることができる。通信網の確立、通信の安定性の確保、情報セキュリティ等で、基本情報技術者の知識を生かすことができる。

_さらに、近年はサイバー攻撃の脅威が増大しており、もし攻撃を受ければ社会活動の広範囲で甚大な被害が生じる可能性がある。そのため、早急にサイバー攻撃への対応を強化する必要があり、自衛隊でもサイバー防衛隊が新設されたと伺った。情報セキュリティーにおいて、情報技術に関する知識は不可欠であり、その必要性は今後さらに高まっていくと思われる。

_私は、基本情報技術者の資格を取ってから日が浅く、実践の部分ではまだ経験が不足していると感じている。 (中略) 現在は、上位資格である応用情報技術者試験の勉強に取りかかったりと、自己の技能を高めるための努力を続けている。実際には職種訓練を積む必要があるが、上官から教わったことをしっかりと身につけ、これらの職務を確実に遂行できるようにしたいと考える。予備自衛官として、国家の平和と安全のために尽力できるよう、これからも研鑽を積んでいきたい。

※掲載の都合上、スペースの代わりに”_”を使用しています。

最後に、書き方のポイントをまとめます。

○ 最後の2~3行は余らせて書く。

○ 序論、本論、結論の3段構成で書く。

○ 書き始める前に、しっかり構成を練っておく。

 

予備自衛官補採用試験(後半)のまとめ

いかがだったでしょうか。

前回の投稿で「前半の内容が7割(記述試験は3割)」と書きましたが、この3割をきっちり抑えることも、合格するための重要な要素です。

準備には手間と時間がかかりますが、採用試験のチャンスは一年に一度きりです。

そのチャンスを確実につかむために、万全の対策をして臨んでください☆

やしろーは、参考書の付録にあった面接カード100枚をすべて書き、見ずに言えるまで何度も読み返しました!! (本番で緊張して内容が飛んだものもありましたが笑)

精神的にも、試験当日に「これだけやったんだから大丈夫!!」と思えることは大きいと思います。

絶対に合格を勝ち取りましょう!!

この記事を読んでくれた方が無事試験に合格し、ともに予備自衛官として働けることを楽しみにしています☆

以上、投稿終わり!!